International Light Association 2017カンファレンスレポート②

光の癒し:加齢黄斑変性の治療


スピーカー:Dr.Detlf Schikora(ドイツ)

要約:Color Works

 

Dr.detlf Schikora

 

ドイツ フンボルト大学で物理と医学を専攻。
ドイツ パーダーボルン大学サイエンス学部生物物理学研究グループ長。
中華医学ドイツ中国研究協会 理事。
欧州日会医学会 会長。
1999年 無痛Laser needle 鍼治療技術を発明。
2012年 光治療法 Medlouxx 発明。

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加齢黄斑変性症(AMD)は先進国における失明の主要原因
である。

AMDの病因はまだ十分に解明されておらず、特に萎縮型の
治療法は
見つかっていなかった。
しかしドイツ パーダーボルン大学において、萎縮型のADMの
進行を止め、
網膜色素上皮を回復させる非侵襲的光線治療法
「medloxx」の開発を行った。

これは、初めてAMDを治療することができる治療法である。

 

AMD滲出型とAMD萎縮型
AMDは網膜変性疾患であり、60歳以上の8%において視力喪失を
引き起こす。

世界的な有病者は3,000万~5,000万人と推定される。
AMDには、滲出型と萎縮型の形態がある。
いずれも、網膜色素上皮細胞(RPE細胞)に
ドーゼンと呼ばれる老廃物が
蓄積されることから引き起こされる。

滲出型の治療は、マクジェン、ラニビズマブ、アバスチン、ルセンティス
のような
血管内皮増殖因子阻害剤によってある程度の治療をすることができる。
しかし、萎縮型においては、現在のところ病状の進行を緩和する
有効な治療選択肢はない。

 

AMD萎縮型
萎縮型AMDは光受容体変性において、ドーゼン形成、RPE細胞萎縮を
特徴とする。

ADMを引き起こす危険因子は、老化、喫煙、遺伝子要因、高血圧、
酸化ストレスによる
リポフスチンの蓄積であると報告されている。
RPE細胞の損傷および機能不全の原因は、ミトコンドリアの機能不全、
酸化ストレスによる炎症、
遺伝的機能不全が考えられている。
ADM患者は、一般の人よりも参加バイオメーカーレベルが高いことが
分かっている。

また、ミトコンドリア シンクロム C オキシターゼは、670~830nmの
近赤外線の主要な光受容体で、
血流およびATP形成を改善し、
O結合を増強し、酸化ストレスおよび炎症を減少させる働きを

担っている。
ADM患者は酸化バイオメーカーのレベルが一般よりも高いことが
報告されている。

 

Optical Coherence Tomography(OCT:光コヒーレンス トモグラフィー)
この最新世代のイメージング技術は、従来の超音波より15倍高い
感度であり、
迅速かつ正確な診断が可能である。
OTCは、超音波のように音波を使用する代わりに光を用いて
網膜の断面画像を
撮ることができ、OTCの解像度は、MRTよりも
1,000倍優れている。

 

非侵襲的光線治療法「Medloxx」によるAMD萎縮型の治療
AMD患者67名に対してMedloxxによる治療によるドル―ゼンの
減少を試みた
(治療にはnon-coherent な近赤外線830nmを使用)。
その結果、67名全ての漢書においてドル―ゼンの厚さの減少、
および視力改善が見られ、
その状態は12か月にわたって安定した。
non-coherent照射は、レーザー治療とは対照的に目にリスクはなく、
家庭での治療としても
認可されている。

Medloxxは、光吸収の低下によるミトコンドリアの機能を励起することが
できる。

Medloxx治療は非常に簡単かつ安全なため、全てのセラピストが治療に
使用することが可能であり、
Medloxxは光パワーの真理である。