カテゴリー別アーカイブ: 最新TOPICS

世界のカラーライトセラピー事情の紹介やJCLTA活動の最新情報を配信します。

緑光は糖尿病予防の助けになるか

2013年 オーストラリアのアデレード睡眠健康研究所の
レオンラック博士が開発した
体内時計をリセットするメガネ「リタイマー」

リタイマー

レンズがないゴーグルタイプで
内側にグリーンライトが装着されていて
ゴーグルをかけてグリーンライトを点灯させて使用。

不眠や睡眠障害に限ってのことではなく
アメリカのD・P ガアディアリ博士は【緑は名医】という言葉を残しているほど
緑色はさまざまな不具合の調整をしてくれる強色です♡

不眠症や睡眠障害によく使われる機器は
ほとんどが大型なので
このくらいコンパクトだと使い勝手もよさそうです(^^♪

また、光は使用しませんが
新製品「Thim」も新たに開発されたそうです。

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●英国の約700万人が糖尿病予備軍であると考えられている。
●さらにそのうちの10%が本格的な2型糖尿病を発症するであろう。
●オーストラリア製品リタイマーは、毎日1時間の着用で血糖値を
●制御する可能性がある。

眼に明るい光を放つハイテクゴーグルは、
2型糖尿病の発症を阻止する可能性があり、
このゴーグルは、光が身体時計の作用を調節し、
特定のホルモンの放出を調節するという原理に基づいている。
この理論は、血糖値を制御するホルモンの放出が不規則な人
(すでに血糖値が上昇傾向にあり、数値が正常ではない人)に
該当する。

最新の実験では、糖尿病前立腺がん患者が
毎朝4時間ゴーグルを着用したところ、
グルコースとインスリンへの影響が測定された。

英国の約7百万人が前糖尿病(糖尿病予備軍)であると考えられており、
約10パーセントが本格的な2型糖尿病を発症すると予測されている。
前糖尿では、細胞はインスリンに適切に反応しなくなる。
通常、炭水化物が糖に分解されると、
インスリンはグルコースを細胞に届け、
エネルギーとして蓄えられる。
しかし、体がインスリンに対して抵抗性になり始めると、
細胞は容易にグルコースを吸収することができず、
糖が血中に蓄積する。
12時間の絶食後の健康な血糖値は、4〜6mmol / L
(血液1リットルあたり)である。
7より上の数字は糖尿病を示し、6.1と6.9の間のものは前糖尿病と呼ばれる。

最新の治療法は、朝の明るい光に曝露すると体内時計がリセットされ、
インスリン感受性が高まり、血糖値が低下するという考えに基づいている。
Journal of Biological Rhythmsの研究では、
明るい光線療法後の改善に関する多くの報告があることがわかった。

例えばある患者は、30分のセッションを10回実施した後の
最初の朝にインスリン感受性が増加した。
新しい実験が行われている米国のノースウェスタン大学病院の研究者は、
明るい光に曝露すると代謝も変化することを以前にも発見している。
朝の明るい光にさらされた人々は、
朝食をどれだけ食べたかに拘わらず
正午以降に暴露された人よりも体重が少なかった。

どのように光がこの効果を有するかははっきりしていないが、
考え得る一つの理論は、
光が脳内のホルモンであるメラトニンの放出を調節するということである。
メラトニン放出はインスリン分泌および代謝に影響を与えることが示されている。

Re-Timerと呼ばれるゴーグルはレンズなしの白いフレームで、
フレーム内には4つの小さなライトが装着されている。この光が目に届き、
脳の体内時計の中心を調節するのを助けるように設計されている。
このゴーグルは、オーストラリアのフリンダース大学で
睡眠障害と季節性情動障害を治療するために開発された。

最新の実験では、34人の患者がゴーグルを着用し、
何人かのゴーグルは明るい光を放ち、
他の人のゴーグルは、ぼんやりした光を点灯させ、
プラセボとして実施した。

ロンドン内分泌センターのコンサルタント内分泌学者、
ポール・ジェンキンス博士は、ゴーグルについて
「光の曝露は、身体のホルモンの一部に深刻な影響を与える可能性がある。
インスリン感受性に対するこの光線療法の影響を調べることは興味深い。
外に出て日光に曝されることと同様に有益かもしれない。」
とコメントしている。

余談ではあるが、緑色のバナナは
糖尿病と前糖尿病の治療に役立つと言われている。
ブラジルのサンパウロ連邦大学での新たな試験では、
いずれかの状態の136人の患者に緑色のバナナ抽出錠剤
またはプラセボを6ヶ月間毎日投与した。
緑色のバナナは耐性の澱粉が豊富で、
過去の研究ではこれがインスリンに対する細胞の感受性を改善し、
2型糖尿病の発生率を低下させることができることを示唆している。

引用サイト:mail online
http://www.dailymail.co.uk/health/article-4851772/Can-goggles-STOP-getting-diabetes.html

色光の生理的・心理的効果に関する研究

早稲田大学人間科学部 郭洋氏の修士論文より

論文主旨のみのため、具体的な検証内容、詳細は定かではありませんが
単なる色ではなく「色光」を用いた実験であることは興味深いです。

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1)研究目的
心理学の中のクラシックなテーマとして色に関する研究は多くされていたが、
近年、色の生理的効果に関する研究が少ないということも事実である。
この事実に着目し、色光が人間に与える生理的・心理的効果及び両者の
関連性を検討することを目的とした。

2)研究方法
刺激:
Visual Stimulus Generatorとプロジェクターにより投影した 赤、黄、緑、青、白の5種類の色光を用いた。

対象者:
早稲田大学人間科学部及び人間科学研究科に在籍している 20代男女大学生、大学院生20名。

実感装置:
①液晶プロジェクター
②Visual Stimulus Generator
③リアプロジェクションスクリーン
④BIOPAC「MP150systems」
⑤血圧計
⑥体温計
⑦漏斗とチューブ

手続き:
①暗室にて被験者に極電、センサーを装着し、楽な姿勢で椅子に腰掛けさせ、暗順応をさせた。
②被験者前方にリアプロジェクションスクリーンを置き、その背後からVisual Stimulus Generatorと
液晶プロジェクターを用いて色光を投影した。
③実験者の合図で被験者を開眼させ、被験者に色光が投影された スクリーンを見せながら
質問アンケートを提示し、2分以内に記入させた。
④被験者を2分間静座させた。
⑤3分以内に被験者に血圧と舌下体温を測定した。
⑥被験者に唾液を舌の下に溜めるように指示し、 3分以内に漏斗とチューブを用いて
溜まった唾液を収集した。
⑦10分後に被験者を90秒閉眼させ、刺激の色光を変えた。
実験者が合図し、被験者を開眼させ、次の色光刺激を提示した。
1人の被験者にはランダムに5色を提示し、全ての色に対する反応のデータを記録した。

分析:
収縮期血圧、拡張期血圧、舌下体温、脈拍間隔時間、呼吸間隔時間、3分間唾液分泌量の
測定結果を解析し、自律神経系の活動を分析した。脳波のα波含有量を解析し、の活動を分析した。
また、先行研究に基づき選出した15語4段階の気分評定語群と9対5段階の印象評定語群を用い、
異なる色光に対する気分と色光に対する印象をSD法を用いて評定させた。

3).結果と考察
生理的効果:
①収縮期血圧、拡張期血圧、脈拍間隔時間の水準は色光により、有意に変化することが示唆された。
その中では、赤の色光環境下、収縮期血圧と拡張期血圧の水準が高まり、3分間唾液分泌量と
脈拍間隔時間の水準が下がる傾向がみられた。この結果により、赤の色光は心臓の脈動促進、
血圧上昇、消化活動の抑制の生理的効果があることが示唆された。
②被験者20名の脳波を国際10/20法に準じて単極誘導法で測定した結果、同じ色光環境下でも脳波の
個人差が大きかったものの、α波含有率は色光に影響されることが示唆された。
平均α波含有率は測定部位の前頭部から後頭部にかけて増加する傾向が認められた。
また、黄の色光環境下のα波含有率は多くのチャンネルにおいて有意差が見られたことにより、
黄の色光環境下ではα波含有率が有意に高まる傾向が認められた。

心理的効果:
①色光環境下の気分評定結果に因子分析(主因子法、直交バリマックス回転)を行った結果、
「RELAX」、「TIRED」、「ACTIVE」の3因子が抽出された。
この3因子を用いて色光環境下の気分を評定したところ、異なる色光環境下において
気分変化が見られた。
②色光に対する印象評定結果に因子ぶんせき(主因子法、直交バリマックス回転)を行った結果、
「PLEASANT」と「CALM」の2因子が抽出された。この2因子を用いて色光に対する印象を評価したところ、
異なる色光に対し、印象の差異が見られた。

色の生理的・心理的効果の関連性:
①自律神経系機能検査による生理的指標と気分評定、印象評定による心理的指標の測定結果において
一致が見られ、赤の色光の生理的効果と心理的効果は一致することが示唆された。
②黄の色光は気分を愉快にさせ、快適な印象を持たせる効果はα波の喚起と関係する可能性があると
考えられる。

4)結論
本研究では色光の生理的・心理的効果について検討した。その結果、異なる色光がそれぞれ人間の
生理・心理に特定の影響を与えることが示唆された。
本研究で明らかになった純色の色光の生理的・心理的効果の結果を有効に整合し、発展させ、医療に応用すれば、生理的・心理的疾病を補助治療することができると考えられる。
また、色光の生理的・心理的効果を生活環境で積極的に応用し、生活の快適性を求め、「well being」
(より良く生きる)という人間と環境の共生理念の実行に役立つと考えられる。

 

医学における光療法の活用

海外では医療現場でも活用されている光療法は
病気を治すというよりも
免疫力を上げたり、体の機能を
正常に戻すことを目的とした療法です。

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太陽は時代を通じて、世界各地の初期文明に
光とそれがもたらす生活に影響を与えてきました。
光が及ぼす多くの健康上の利点の発見は、
今日の医学の世界で信頼できる選択肢の開発の道を
徐々に切り拓いてきました。
自然の力によって現代の病気を治療する
いくつかの光療法の事例を紹介します。

初期の開業医は、光で治癒できることを発見
1903年ノーベル医学賞を受賞したNiels Ryberg Finsenは、
狼瘡患者を治療するための光療法の先駆けとなりました。
彼はUV光を集中させた光線を使って、
特に顔面および頸部の皮膚組織を破壊する結核の一種である
狼瘡患者を治療しました。
医療従事者は、病気を治療するための光の研究に力を入れていた
コペンハーゲンのフィンセン研究所に知識を求めて集まりました。
1920年代には、自然太陽療法(ヘリオセラピー)やランプを用いた
人工光療法(光線療法)が治療の一環として普及しました。

現代医学が発見される数十年前、
太陽光と清潔で乾燥した空気が、
結核に罹患している患者に推奨された治療法でした。

医学における光治療の活用2
(写真提供:CAP-TB / abergelepost.com)

この療法は1930年代から1950年代にかけて運営されていた
ロンドンのレイ・セラピー研究所の開設に影響を与えました。
1800年代、新生児や子供のくる病を治療するために、
病院では紫外線を使用していました。
しかし、ミルクにビタミンDが加えられるようになって、
充分なビタミンDを得るために多くの光を必要としなくなり、
この習慣はなくなってしまいました。

光線療法の様々な用途
今日、私たちは光線療法の幅広い用途を見ることができます。
光線療法は、黄疸を受けた新生児のビリルビンレベルを
低下させるために使用されます。
閉鎖されたプラスチックのベビーベッドや保育器を使用するのが一般的ですが、
一部の医療施設では、乳母車や携帯用の簡易ベストを使用しています。

医学における光治療の活用
病院で黄疸の光療法を受けている新生児

光線療法は、関節炎、スポーツ傷害、首や背中の痛みを
軽減するための非侵襲的治療として使用することができます。
これは家庭用装置の形態や、医療施設で施術を受ける方法があります。
治療によって組織の深部まで浸透し、血液循環を刺激し、
炎症を軽減し、筋肉の痙攣を和らげます。

光線療法は、秋と冬に典型的に起こるウツ病のひとつである
季節性情動障害(SAD)の治療にも役立ちます。
秋から冬にかけては、日照日数が短く日光暴露が少なくなり、
SADは落ち込んだ気持ちになり、日々の活動を妨害することがあります。
自然の屋外光を模倣する光線治療ボックスは、
気分や睡眠に関連する脳の化学物質に影響を与えることによって
SADの症状を緩和すると考えられています。
SAD治療ライトは、それらが放射する正確なルクスまたは光の種類に応じて、
異なる必要な距離および治療時間を調整することができます。

SAD治療ライト
(写真提供:SAD.org.uk)

光線療法は美容にも使用され、肌を若返らせたり、
傷ついた肌を滑らかにしたり、にきびやしわを予防します。
発光ダイオード療法(LED)または光線力学療法(PDT)として
知られているこの治療法は、
スキンケア療法の代わりとして安価で使用できます。

美容レッドライトセラピー

光線療法は一般的に安全ですが、
その使用に関する十分な注意が必要です。
光線療法の副作用には、頭痛、眼の緊張、過敏性、睡眠障害
および不眠が含まれます。
これらは多くの場合、軽度であり数日後にはその症状は消えます。
光感作薬は、皮膚を光に対して敏感にし、
皮膚反応を引き起こす可能性があります。
これには、リチウム、メラトニン、特定の抗生物質、
いくつかの座瘡治療薬などが含まれます。
皮膚癌および全身性エリテマトーデスの病歴を有する患者には
光線療法は向きません。
同様に、糖尿病のように眼の網膜疾患を伴う病歴を有する
患者にもお勧めしません。

出典元:Lighting Research Center
http://www.lrc.rpi.edu/resources/newsroom/pr_story.asp?id=365#.WZg6hcZpzIU

ライトセラピーボックスの活用事例(SAD)

SADとは、Seasonal Affective Disorder=季節性感情障害のことで
秋または冬に抑鬱が始まり、春や夏になると治まるという
特有のサイクルを繰り返すウツ病の一種です。
SADの原因の多くは、日照時間の不足が要因であると考えられています。

ライトボックスとは、人工光のことで、デイライト、可視光線ライトとも言われます。
自然光に近いスペクトルで高照度の光です。

以下は、22歳でSADに罹った女性がライトボックスを使用して治療を行った報告です。
*治癒レベルやその速度においては個人差があり、万人に共通するものではありません。

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暗く寒い冬の時期のウツ状態や疲労感が強くなったときの回復の方法は、
光を当てるというとてもシンプルな方法です。

気分が滅入っているときは、朝起きることが辛くなります。
SADは季節的な変化によってもたらされるウツ病の一種で、
典型的な症状は秋から冬にかけて発症します
(ただし、発症のきっかけは春から初夏にあります)。
ライトボックスは気分を高揚させるホルモンを活性化させることができる光のため、
ウツ状態の気分を和らげることに役立ちます。

SDAを患っているのは米国人口の約1~3%にしかすぎませんが、
15%の人は気分や健康に悪影響を及ぼさない程度の悲しみに似た
「Winter Blur」な感情を持つと報告されています。
このような場合、いくつかの研究ではライトボックスセラピーで
治療することができることを示唆しています。
SAD率は、自然光の少ない北部州で顕著に増加しています。
症状は、通常20~30歳の間に現れ始め、
女性の発症確立は男性よりも3~5倍高くなります。

ウィスコン郊外に住む22歳の私は、まさにその該当者です。
私は、大学のカウンセラーにライトボックスセラピーを紹介されるまで、
なぜ冬季に辛くなるのか分かりませんでした。
私がライトボックスを使用してから2年が経ちますが
使い始めた当初は、夜が長く寒くなってくるにつれて疲労は増し、
私は仕事を辞めることを考えました。

SADの症状は、絶望感やエネルギーの枯渇、好きな活動への興味の欠如、
自殺願望が現れ、ウツ病の症状に似ていますが、
ミネソタ州ロチェスターのメイヨークリニッの
臨床心理学者であるCraing Sawchuk博士は
睡眠過剰、食欲の増加、炭水化物の渇望、体重増加、
全体にどんよりした気持ちになるなど、SADと他のウツ症状とを
区別する徴候について述べています。

ライトボックスは、強度なルクス(標準は10,000Lux)を持つ特殊な仕様で、
感情の治療や、予防のために作られたものです。
サーカディアンリズムは、朝の目覚めから夜の眠りまでを整える役に立ちますが
冬の暗い中ではそのサイクルが狂ってしまうことがあります。
ライトボックスは、網膜を介して直接光を脳へ伝達することによって、
セロトニンとドーパミンの分泌を助け、サーカディアンリズムをリセットします。
Sawchuk氏は「ライトボックスは、生物時計をリセットする
Contorol-Alt-deleatのようなものです」と言っています。

起床して1時間以内にライトを浴びることが理想で、
身体や目を覚ますことに役立ちます。
私は毎朝、朝食後に3フィートの距離をおいてライトボックスの前に座ります。
ライトボックスは、最新のiPhoneより僅かに大きいサイズですが、
その強い光は春の日の正午の太陽ほどの明るさです。
数分おきに光を見るように指示されていますが、
光に当たって数分後にはその強さに慣れていきます。

しかし、私は予想していなかった気分を体感しました。
翌日私は、より気分の低迷を感じました。
私は家族と離れて3か月で初めてホームシックになりました。
Swachuk氏は後に、一部の人に副作用として
症状の増強が見られることを説明しました。
一般的な副作用は心配、不安、頭痛、突然の行動変化です。

多くの人は、ライトボックスの成果を感じ始めるまでに2~3週間必要です。
使用して1週間後には何かが変わり始めました。
目を覚ましたときに不安を感じていましたが、
1週間もするとベットから出ることは、世界の終わりのようには感じなくなり、
ホームシックも落ち着きました。
仕事のために家を出る時間に
まだ外が暗くても、私は目を覚ますことができました。

ある朝、通勤の際に列車事故のために20分の遅れが出ました。
何人かの人はうんざりして不平を言っていましたが、私はそうしませんでした。
私は、私が行きたい時間に仕事に行くことはできませんでしたが、
座ってリラックスする時間を得たのです。
私の新しい気分は、自分でコントロールすることができない状況を
最大限に生かしてくれました。

気分が良くなってからも継続して使い続けることが重要です。
SADは一度限りで治癒するものではありません。
一日で体力を増やすことができないように、
SADは継続的な治療を必要とします。
ライトボックスは、SADのための自然療法です。

Reader’s Digest
http://www.rd.com/health/conditions/i-tried-light-box-therapy/

Green Ligtht Therapy

*色や光の効果については、身体に現れている症状の
根本的原因や、心理的状態が影響するため個人差があり、
絶対的な結論を特定するものではありません。

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研究者は、光が軽度の偏頭痛を和らげることを発見しました。
光は、朝の目覚めを楽にしてくれるだけでなく、
季節性感情障害の治療、夢遊病、アルツハイマーの
治療の助けとなります。

より多くの研究が進むにつれて
光線療法の実用的な用途は拡大し続けており、
近年のライトセラピーの研究では、緑色LED光線療法が
偏頭痛の最新の解決策である可能性があることが
示唆されています。

アリゾナ大学の教授である
Rajesh Khanna と Mohab Ibrahim が行った研究では、
慢性偏頭痛の患者に毎日1~2時間の緑色のLED光を照射し、
10週間継続して痛みの状態を記録しました。
緑色光線療法を受けた患者のグループでは、
40~50%の痛みの減少が見られました。

このプロジェクトの発想は、頭痛が起きた際に
薬物療をたびたび拒む兄弟を持つMohab Ibrahimにとっては
ごく当たり前のことでした。
Ibrahimの兄弟の解決策は自然の中にありました。

彼の頭痛は、木のそばに座っていたことで良くなっていっきました。
時々頭痛に悩まされると公園へ行き、そこに座ります。
すると気分が良くなります。
何がそうさせたのでしょうか?
それは、瞑想し、ゆっくりとした呼吸することや
静けさのせいかもしれないと思いましたが、
オフィスも静かではありますが
頭痛を治癒することはできません。
このことから、
頭痛を軽減させているのは木かもしれないと思ったのです。

葉を通した緑色の光がX因子であるように思い、
Ibrahimはそれを複製してみました。
緑色の光は、検証に参加した患者たちが望む状態を保つことに、
まさに的中しました。

次回、偏頭痛が起こった際、公園へ行ってみてください。
自然治癒力の恩恵を受けることができるでしょう。
そして、それは数ある偏頭痛の治療法のひとつとなるでしょう。

Reader’s Digest
http://www.rd.com/health/wellness/green-light-therapy-for-migraines/#.WXStCv4yMvc.facebook

カナダの幻想的なオーロラ

アルバータ州のサスカトゥーン島の州立公園には、
オーロラが光輝いています

カナダのオーロラ

                            
2017年7月16日、カナダのグレーター・トロント・エリアの夜空で
オーロラが観測されました。
太陽フレアの爆発によって作られる光を見ることができるのは、
カナダ南部では大変稀なことで、
街の明かりによる光害の影響で
オーロラを見ることは大変難しくなっています。

カナダでは再びオーロラを見ることが
できるようになることを期待されています。
気象学者のScott Surtherland氏は、
グレーター・トロント・エリア、ストラットフォード、
グエルフ、オレンジヴィルなどのカナダ南部の一部が、
オーロラを見るには最適だと言っています。

国立海洋大気局(NOAA)の物理学者Douglas Biesecker氏によると、
太陽風と呼ばれる太陽フレアの爆発は、
年に約6回発生するそうです。
オーロラを見るための唯一の課題は、
都心の光害についての認識を持つことです。

可能であるならば、鮮明な漆黒の夜空を見るために
都心の明るさから離れることです。

オーロラは、ランダムに光を放ち、
突然現れて一瞬光ったかと思うと、
次の瞬間には消えてしまいます。
オーロラボレリアとも呼ばれるオーロラ現象は、
地球大気中の気体粒子と
太陽から放出された荷電粒子が衝突することで発生します。
オーロラは地没の前後に少なくとも1時間ほどは見られることが多く、
NOAAによれば地球表面上80~500Kmの位置に現れます。

オーロラの色は、淡緑色やピンクが最も一般的ですが、
赤、黄、緑、青、紫の色合いも報告されています。
カナダ南部では、今年3月にグレイトレイク(5大湖)の南方まで広がる
オーロラが観測されています。

出典元:thestar.com
https://www.thestar.com/news/gta.html

International Day of Light 2018

International Day of Light(IDL)は、
私たちの生活や未来、社会の発展における光とその技術の重要性を、
世界の人々に向けて先導し、訴えています。

毎年開催される Year of Light は、人々に刺激を与え、
教育を通して世界規模雄で繋がる希少な機会です。

 

IDL Logo Horizontal20170602

 

光を基盤とした技術の成功を受けて、
毎年開催しているYear of Light はユネスコの支持を受けています。
IDLの目的は、世界中の人々の生活に関わる、科学、文化、
教育、発展の可能性を支持できる分野、
そして、医学、コミュニケーション、エネルギーのような様々な分野において、
光が果たす役割についての情報と技術、学びを提供することです。

IDLでは、科学と技術、芸術と文化、
そして平等と平和に向けた教育を広げるという
ユネスコの重要な目標達成への意識を高めるために
世界中で活動している多くの異なる部門の学会に
参加することができます。

2017年11月にユネスコのゼネラルカンファランスが開催されます。
さらに、2018年5月16日に最初の祭典が開催されます。
世界中のパートナーは今、
広範囲にわたる祭典と社会に影響を与える多くの手法について
意欲的に計画を進めています。

5月16日の祭典では、午後と夕方にパリのユネスコ本部にて
公式表彰式が開催されます。
ここでは、ノーベル賞受賞者、科学者、各業界のリーダー、
芸術、建築、照明、デザインなど幅広い専門家やNGO
(自然、人権、環境、平和などを地球規模の問題に
国境を超えて取り組む民間団体)が表彰されます。

 

IDLはユネスコの運営委員会によって規定された
国際基礎科学プログラムを導入しており、
メンバーは以下の団体の代表者で構成されています。

アメリカ物理科学研究所(AIP)、アメリカ物理学会(APS)、ボスカ(イタリアのワイナリー)、
ヨーロッパ物理学会(EPS)、国際照明学会(IALD)、理論物理学国際センター(ICTP)、
光工学協会(IPS)、光を根源とした加速装置の国際ネットワークである光科学と
実用に携わる団体、光源団体、光学協会(OSA)、フィリップスライティング社、光と光学協会(SPIE)
運営委員会は、光科学と技術、天文学、芸術、エネルギー、建築、照明デザイン等、
全てのコミュニティ部門を代表する諮問委員会と国際機関の代表者によって支援されています。

 

International Day of Light公式サイト

食欲と色

食材とお皿の色を統一すると
食欲がアップするそうです!!

これは、色の同化現象で
周りの色に影響される現象で
たとえば、
みかんをオレンジのネットに入れると
中のみかんはさらにオレンジ色が増して
美味しそうに見えます。

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食欲が落ちるこれからの季節、
色を上手に取り入れて
元気に過ごしましょう!!

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2012年に米コーネル大学の研究者らにより発表された研究によると、
食べ物を載せる皿の色次第で、
被験者の食べる量が約22%も多くなることが判明しました。
お皿の色と皿の上に乗せる食べ物の色を同系色にすると、
食欲が増すそうです。

例えば野菜を多く取りたい人は、
グリーン系の色味の皿にホウレンソウなどを盛ると食が進みます。
逆にダイエット中で食べる量を減らしたい場合には、
食物の色と全く異なる色のプレートをチョイスして、
コントラストを際立たせるとよいそうです。
また、小さいお皿に乗せて食べると、
少ない量でも脳は満腹感を感じやすい傾向がある事がわかりました。

さらには特定のカラーは「食欲をそそる」ことも判明しました。
ほぼすべての外食産業が、
赤や黄色をテーマカラーに採用していることからも分かる通り、
それらの色は旺盛な食欲を引き出します。

赤色は素早い行動・決断を促してくれる色でもあり、
ファーストフード産業においては、
回転率を上げる利点もあるようです。

また「赤」の暖色効果は、
インテリアに利用すれば季節感の演出だけでなく、
実際の体感温度もアップする利点があります。

mns 知っておきたい色彩心理学より
https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/life/%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E3%80%8C%E8%89%B2%E5%BD%A9%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%80%8D%E3%80%81%E8%89%B2%E3%81%8C%E5%BF%83%E8%BA%AB%E3%81%AB%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%82%8B%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%81%A8%E5%8A%B9%E6%9E%9C10%E9%81%B8/ar-BBr0BeT#page=2

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追記:
これからの暑い季節はインテリアのメインカラーを青にすると
体感温度は2~3度下がります。
爽やかなエコ生活に役立ちますね♪

自然力の恩恵

太陽の光が私たちにの体にどのような影響を与え
どのような効果をもたらすかについては
最近の研究によってかなり解明されてきていますが
光がどのように私たちの心に影響を与え
どのような効果をもたらすかについては
現在のところ明確な科学的根拠は解明されていません。

しかし、光そのものや
光が生み出す色彩によって気分が変わるという事実は
誰もが感じたことがあるはず。

ナイチンゲールは自身の経験から
「新鮮な空気の必要性に次ぐのは、光の必要性」
と言っています。

このTopocsでは、科学的根拠はなくても
大自然が私たちに与える影響と
その恩恵を受けるにあたっての問題について触れています。

私たちが健康で幸せな気持ちを維持し、
互いに共存していく上で
「緑の空間」が大切であると明記されていました。

地球上に初めて生まれた色は緑。
海の中に生息していた藻が
最初に陸上に上がった命であるとされています。

ゆえに、緑は生命の原点。
原点回帰やリセットしてくれる色なのです。

都会に住まい
忙しい毎日に追われると
自然と触れ合う時間も
なかなか持てなくなりがちです。
そんな生活が続くと、気づかない間に
心身のバランスが崩れてしまいます。

【自然の中に身を置く】
ストレスがある、ないにかかわらず
大切であることを改めて感じたTopicsです。

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色と光 Topic 自然力の恩恵

大自然の中に身を置くことは、
健康のために大きな利点がある。
山に入ると、山は癒しを与えてくれる。
それはルルドの奇跡の泉にようであるが、
奇跡ではない。
山々とそこに共生する草木の生命や水の力は、
血圧やストレスを低下させる助けとなり、
心拍変動を正常に保つこともできる。

これらのことは、大自然の中で過ごすことによる
健康への利点について、
最近の研究で明らかになったほんの一部である。

しかし、この美しく、安らげる自然環境はあまりにも遠く離れている。
自宅へ戻るとこのような景色を日常で見ることはない。
しかし、「直観的に多くの人は、自然の中にいると気分がよくなることは
事実であると感じている。

James Hamblin氏によると
「エコセラピーは急成長しており、
公園で処方箋を書く医者も増えてきている」という。

経験的実証が増えるにつれて、
自然療法は医療に等しく追いついてきている。
いくつかの点で、これは体が必要とするものについて
18世紀、19世紀に理解されていた考え方に戻ることである。

かつての治療では、患者には外を散歩をしたり、
海の中を散策したりするように勧めていた。
看護師の先駆者ともいえるフローレンス・ナイチンゲールは、
患者が新鮮な空気と日光に当たることを強く主張していた。

彼女は1859年の「看護に関するノート」に次のように書いている。
病気との私のすべての経験による絶対的な結果です。
新鮮な空気の必要性に次ぐのは、光の必要性だけです。
閉ざされた部屋において最も辛いのは暗い部屋です。
そして、彼らが望むのは光だけでなく、
直射日光であるということです。
人々はその効果が気分的側面にしかないと考えています。
これは決して事実ではありません。
科学的見解がなかったとしても、
私たちは光が人体に非常に現実的
かつ目に見える影響を与えることを認めなければなりません。

ウィリアムズ氏は自然の中を90分散歩した人の
歩く前と歩いた後の脳スキャンした研究を紹介している。
自然環境を散歩した人々は下垂前の前頭皮質で活動が減少した。
これは反復が関連している。
ネガティブ思考傾向にあった人は
回数を重ねれば重ねるほど、
かさぶたが剥がれるように
気分が良くなったと報告した。

しかし問題は、人々が実際に自然の中で費やす時間の減少にある。
「私たちの文化は、ネットを見たり、
アイスクリームを食べることで
とても良い気分にさせてくれる。
そのことは素晴らしいものだが、
私たちの社会の多くは
自然と切り離されている」と語っている。

2008年の調査によると、
キャンプ、釣り、狩猟などの外部活動に
参加しているアメリカ人の割合は、
1980年代後半から年間で約1%減少している。
英国で行われた調査によると、
大人の70%が「冒険的な遊び」のほとんどを
戸外でやっていたという回答に対して、
同じように「冒険的な遊び」を戸外でやっている
と回答した子供は29%しかいなかった。
そして、2001年に、環境保護庁が
全国ヒューマンアクティビティパターン調査を
実施した際、
大人は室内で87%の時間を費やし、
車中では6%の時間を費やしていることがわかった。

「誰が自然の中に身を置くことができて、
誰がその恩恵を受けることができるのか。
という問題が出てきます。」と
国立科学技術医療アカデミーを支える
シニアプログラム責任者である
マイケルドーシーは述べている。
「自然の中で過ごす時間の減少は
社会経済的な違い、人種、階級の要因で差が生じます。
都市部に移る人が増えるにつれて、自然とは疎遠になっていますが、
キャンプ用品、公園の入場料、
そこまで運転するためにガソリン代を払うお金があれば、
自然に触れ合いに行くのは簡単です。」
ドーシー氏は、自然の中での処方箋を出してもらうために
自然に出向く人を増やすためには
「政治的な経済状況においても対策を講じなければならない」
と述べている。

これらの時代において緑の空間が必要である。
それは、異なる階層、異なる民族の融和の基礎となる。
それは美学だけではなく、
私たちが共に社会に適合して生活していく手段を意味している。

出典元:
The Atlanticより : 20170623
https://www.theatlantic.com/health/archive/2017/06/how-to-harness-natures-healing-power/531438/

脳傷害の回復に対する体温と光の影響

Chronobiologyより

体温計

新しい研究によると、
私たちの体温は脳の損傷を持つ人々の回復を改善する
ことができるかもしれない。
人間は温血であり、私たちの体温は外気の温度を維持するのではなく、
身体によって制御されている。
しかし、私たちの体温は37度で安定しているわけではない。
活動レベルや概日リズムによっても1日を通してわずかに変化している。
この概日リズムによるパターンは、脳損傷を持つ人々が意識を取り戻し、
回復する助けになるかもしれない。

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脳損傷患者の体温と概日リズム

研究者は、頭部外傷または類似の要因のために
意識がない患者の体温変化を調べた。
体温の変動やそのほかの手がかりを利用して
患者の概日リズを測定した。
さらに患者に刺激を与えて、目を開く能力および覚醒する
能力などの因子を使用して、
意識を評価する昏睡スケールに従って測定した。
その結果、健常者に近い概日リズムを有する患者は
意識レベルが高く、傷害から回復する確率は高かった。
さらに日中に明るい光に患者をさらすことで概日リズムが矯正され、
回復する助けになっていると考えられた。
私たちの内部時計は健康な状態を維持するために重要なだけでなく、
傷害を抱える人には回復するために重要であることを示唆している。
概日リズムを矯正する方法は、大変深刻で生命を脅かす
傷害からの回復において大きな役割を果たすかもしれない。
患者が刺激を与えられたときの概日リズムを評価した上で
最善のリハビリを試みることが可能である。

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回復における体温と光の役割

 
健常者に近い概日リズムを持つ患者に対しては、
患者の体温を適切な温度に冷却または温熱することによって、
さらに日中は明るい光にさらし、夜間は照明を暗くし、
生来の概日リズムが調整されるような環境を整えること
によって意識を早く回復させることができるかもしれない。
体温が睡眠―覚醒サイクルとどのように関連してるかを
正確に知ることが重要である。

太陽

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時間生物学における体温に関する調査
 
体温は脳の無意識レベルに関連している。
健康な身体の機能のほぼすべてと同じように、
体温は概日リズムを持っている。
一般に夕方から夜になるほど体温は下がり眠くなり始め、
体温が高いときにはよりエネルギッシュに感じる。
多くの点で体温は光が概日リズムに影響を与えることで
制御されている。
しかし、睡眠―覚醒サイクへの影響はわずかに異なる。
光は内部時計を完全にリセットすることもがき、
短い時間で体温を変化させることができる。
この効果は頭部損傷により意識不明の患者の
睡眠―覚醒サイクルを徐々に調整することに役立つ。
通常光刺激は、視床下部の視交叉上核から網膜腺へ網膜から
ひとつの経路を利用して信号を受け取るが、
睡眠―覚醒サイクルにおいては、複数の経路を利用することで
影響を与えていると考えられている。
これは、通常の経路に関わる損傷を持つ患者でも、
他の経路を利用することができる可能性があることを意味している。

脳は非常に複雑で多くの身体機能を担っているため、
脳に損傷を受けた患者は人生のために戦っていると言える。
光を利用して概日リズムに影響を与え、体温の調整をすることは、
低コストで損傷治癒の可能性を高める方法になり得る。

<原文> Chronobiology
  2017.5
  https://www.chronobiology.com/body-temperature-related-level-unconsciousness-brain-damaged/